最近のギプス
全治◯ヶ月?
バイクを倒した時に右足首を少しひねっただけで骨折してしばらくギプス生活が続いていました。ポキっといったと言うよりは、どうやら外果剥離骨折というものらしく。ボルトを入れるような複雑なことにはなっていなかったのでギプスを巻いて固定をするのみです。
40年近く前に同じように右足首を怪我した時は右足首外側靭帯断裂で手術して1ヶ月入院でした。その時は最初太ももまでギプス固定で次に膝丈まで切り、退院してからもしばらくギプスで松葉杖を使い、最後に外すまで右足は使わなかった記憶があります。
次に15年近く前に(何回も怪我をしています…)右足の中指を骨折した時は膝丈ギプスにかかとが付いていて、松葉杖も使いましたが右足も使って歩いていました。
どちらも直角に曲がった板のような物に足をのせて綿を巻いてから石膏のようなもので固めていた「気がする」のですが、今回はちょっと違いました。
今回はうつ伏せになり、膝と足首を曲げた状態でレッグウォーマーというか足先だけ無い靴下のようなものを履かされます。その上から包帯のようなものをぐるぐると巻いていきます。こちらはうつ伏せなのでよく見えませんが、ピチャピチャと水の音がしたので恐らく濡らしているのでしょう。
巻き終わったらしばらくその姿勢で固まるまで待ちます。固まったら特にかかとを付けているわけではないのですが足を着くことが出来ます。指先はたまに動かすように言われました。外を歩く時はギプスの上から包むようなカバーを履きます。底はビーチサンダルのような素材でした。
ちなみに「杖を使うとかえって転倒することもある。今は転んでほしくない」と言われ、松葉杖は使いませんでした。歩けるならばその方が筋力が低下しないというメリットもあるようです。
今回は4週間ギプス固定だったのですが折り返しの2週間目で一度ギプスを外し、巻き直しをしました。元々その予定だったのか、私が少し擦れて痛くなってきたと言ったからなのかは分かりません。
巻き直しの時は気持ちに余裕があったので処置室の棚の中を観察して後からネットでいろいろ調べてみました。
「ギプス」は石膏ですが今回の私のは正確には「キャスト」と呼ぶんですね。靴は「キャストカバー」…ふむふむ。包帯のように巻いていたのは「ファイバーグラスキャスティングテープ」というものらしく、水につけて柔らかくしてから巻き、乾燥すると硬化して固定されるようです。1回目の時はそう思わなかったのですが2回目は足湯に入っているかのように温かくなり、冷めていくのが少し哀しく思えました。まあ、冷めないと固まらないのでずっとうつ伏せ…と思うと程よい時間だったのかもしれません。
外す時は石膏のギプスと同じようにギプスカッターで切るわけですが、これは絶対大丈夫と分かっていても怖くて力が入ります。実際には全く痛くないのですが、これは何度やっても慣れません。
整形外科には週に一度行ってレントゲンを撮り、その度に
「あとどのくらいで車を運転できますか?」
「バイクはいつから乗れますか?」
と聞いていたのですが、保険会社から「治療完了の目安」を尋ねられていたので確認すると
「うーん…6月くらいかな」
なるほど。ギプス固定は1ヶ月ですが、当然のことながら外してすぐ元の生活とはならないですよね。3月の終わりに骨折して6月とは…。
とは言え、ゴールデンウィーク明けには車を運転しても良いらしいのでかなり自由がきくようになります。指折り数えて待つことにします。