まずは自動車から
段階を踏まないといけません。
骨折してから、タクシーには何度かお世話になりました。
足の怪我をすると移動の手段を考えるのも一苦労です。出勤時は近所の友人に駅まで車で乗せてもらえたので本当に助かったのですが、都合が合わない時もあるわけです。そんな時のバスやタクシーはありがたい存在でした。
とはいえ私の最寄りの駅は時間によってはタクシーが1台も待機していないこともあり、待てども待てども…な時、会社を早退して整形外科の夕方の診察に間に合うかな…というタイミングでタクシーが駅前にいなかった時、初めてアプリでタクシーを呼びました。
友人と旅先で何度かお世話になった事があり、その便利さに驚いたのですがこの骨折でめでたく私のスマホにもアプリがインストールされました。協定があるらしく駅前には乗ることの出来ないエリアがあってそのエリア外までは頑張って歩かないといけなかったのですがそれでも助かりました。
これで「タクシーを拾う」という表現が消えてしまうのではと思うくらいで、足が治ってもアプリはスマホに入れたままになりそうです。
そして、ようやく自分の車を運転する時が来ました。隣の県にいる姉を乗せて美容院に行ったりお買い物をする約束が私の骨折のために延期になっていました。このリベンジを目標にして、まずは家の駐車場でバックと前進をしてみます。1ヶ月以上ぶりの運転。足首のサポーターは着けたままにしていましたが、なんとか運転出来そうです。その日はそれだけで終了。
次の日は家の近所をぐるっと10分くらいゆっくりと回ってみました。人通りや車の少ない道を選んでそろりそろりと。ところがサポーターの固定のためかブレーキは問題なくてもアクセルがうまく踏めず徐行しか出来ません。
帰宅してからサポーターの構造と問題点を考えて最後のベルト部分の巻き方を変えてみました。クロスして動きを固定しているのを普通に足首の周りに巻いて両くるぶしのぐらつきを制限するだけにしてみます。これで踏み込む動きは出来るはず。怖いので車から降りたらきちんと巻き直すことにします。
翌日は給油してそのまま遠回りをして30分くらい運転してみました。巻き方を変えたのが功を奏したのか車の流れに合わせて走ることが出来てひと安心。
次は本番です。高速道路を使って1時間半。姉の家経由で美容院に行き、食事をして買い物に付き合い、姉を家まで送り、帰りは一般道で。しばらく使っていなかった筋肉や注意力をしっかり使ったので帰ったらクタクタでした。
でも、ようやく先の見通しが出来てきました。次は自転車でしょうか。

