4時間目:発進と停止 3回目

多分ここがいちばん大事

この日は間1時間あけて再び教習です。暑くなってきてるし、暑熱順化のためにも慣れておきたいけれどさすがに久しぶりに1日2回教習は少し冒険過ぎたかなぁと思いつつ予約を入れました。

この教習所を紹介してくれたKさんによると次の指導員さんは「親父バンドのギタリスト(勝手なイメージです)」。わかります。

今日は骨折して2ヶ月ぶりだということと、まだ足首にサポーターをしてると言うと渋い顔をされました。ですよね。私も不安だから巻いているわけで。取り回しでもヨタヨタしてるので(これは骨折前もそうでしたが)はっきり「僕は怖いです。」と言われました。申し訳ない限りです。

「今までのところで何か分からないことありますか?」と、訊かれ、「今どこのギアに入っているかわからない。空振りなのかきちんと入っているのか…」と前の指導員さんに尋ねたことと同じ事を問うと、やはり「感覚と慣れ」と言われました。

ただ、「僕ならば、1速はクラッチを繋いだら加速はパワーがありますよね。セカンドはもっと軽いはずなんです。サードはさらにスルスルッという感じです。逆に下げていくとエンジンブレーキが1速はガーッとかかります。そうじゃなければ違うのかな、と思って僕ならばもう一度ギアをいじります。」

感覚的な言葉ですが具体的な表現で対応策を教えてくださいました。さすが評判高い親父バンドのギタリストです(あくまでも雰囲気です)。

そして最初はシフトチェンジせずに30キロまで出す→減速の繰り返しで外周を回ります。

「ブレーキをかけて!ブレーキブレーキ!」と何度も言われます。「指示をちゃんと聞いてください」とも。

この時私は後輪ブレーキを踏んでいるので「かけているがな」と思っていたのですが、どうも前輪ブレーキをかけるのが遅すぎるようです。前輪7割後輪3割と言われ逆で覚えていた事に気付きます。ギュッとかけずにジワッとかけることと割合はまた違う話ですね。

次に発進してすぐセカンドに上げて加速してサードで42キロ→減速、シフトダウンの繰り返しです。なかなかうまくギアチェンジが出来ません。途中でどうもギアが硬い模様で先生のバイクと交換していただきました。軽くなって楽になったけれど感覚が変わってそれはそれでうまくいきません。

途中、ついついシフトレバーに手をかけたままなのを「ハンドルをしっかり握って」と注意されたり、「加速の時にのけぞらないように前傾姿勢で」と言われたり、出来ていないことが次々と指摘されていきます。そしてそのどれもが多分いちばん大切な基本なのだと思います。

ここでアクセルの回し方がギクシャクしてるので発進と停止を短い距離で繰り返すことに。

それまで半クラスタートでシフトチェンジをしてからアクセルを回していたのを、アクセルを回してから半クラで発進してすぐ停止の繰り返しと言われすぐ切り替えることが出来ません。エンストを何回か繰り返し、半クラからアクセルを回してしまい順番が違うと言われて、出来ていたはずの半クラスタートが出来なくなり最後まできれいな加速 減速は出来ずじまいでした。

当然のことながら次回も補習です。これは自分でも納得です。親父バンドのギタリスト指導員も「もうちょっと頑張りましょう。まあ、ケガのこともあるしもう少しのんびりしても…」と慰めのような言葉をかけていただきました。

自分が指導員でも補習にすると思いますので良いのです。今回は骨折せずに家に帰ることが出来たのでホッとしました。

ただ、やはり自分に残念な感じはするのです。