普通二輪卒業検定
卒検といえば雨なんですか…?
天気予報を暇さえあれば見ていました。また見る度に予想降雨量が変わるのです。1ミリ2ミリの雨ならばなんとか。でも4ミリくらいになると眼鏡にワイパーが必要になります…。いろんな人の教習ブログを見ていても卒検が雨で転倒して失格に…なんていうのをよく見かけていたので鬱々としてきます。最近は良くないイメージがつくので失敗系の記述は見ないようにしていたのですが記憶はそんなところだけよく残っています。
まあ、急制動の距離も前に延びるし、熱くて熱中症で倒れるよりは良いじゃないかと自分をなぐさめ、教習所に向かいます。
集合場所の教室には20人ほどいるでしょうか。服装や荷物から二輪卒検らしき人をこっそり当てるゲームで気を紛らわせます。時間になっても何名か来ていなかったようでした。まあこの雨だと悩みますよね。検定の時間の予想雨量が一瞬10ミリになって泣きそうになりました。
免許証を提出し、受検票とコース図を受け取ります。コース2でした。別に1でも2でもどちらでも良かったのですが、2は1箇所だけ小回りの左折がありました。ここは気をつけないといけません。それにしても、方向音痴で地図が読めず普段はなかなか道を覚えられない私ですが、この教習所は道が覚えやすくて助かりました。
20分後にバイクロビーに集合です。二輪の受検生は3人。普通二輪が2名小型二輪が1名でした。私は一番最初に走ります。合羽を勧められましたが撥水加工のウインドブレーカーと下はいつものジーンズでいくことにしました。長距離ツーリングならいざ知らず検定の短い時間ですし、初めて着る合羽で自分がいつものように動ける自信はありませんでした。過去に雨で教習をキャンセルしたのを少しだけ後悔しました。
検定員は初めての先生でしたが教習所の先輩Kさんから「バイク大好き」先生と聞いていた方でした。ひと通り説明が終わった後、「70点で合格ですので雨ですし焦らず、大きなミスはしないようにしましょう。」と先生。バイク大好き先生が発着点にバイクをセットして塔に上がっていかれましたが、めちゃめちゃ路肩に近い位置に停めています。
「これどうやってスタンドはらってどこに左足置こう…」
待ってる間にずっと悩んでいました。
「始めてください」
いろいろ足を置く場所を考えたりしましたが、無理と判断してバイクを少し動かしました。これがいけないことなのかは分かりませんが乗らないと始まりません。ようやく跨り、前を見た時、雨足が弱まった気がしました。
「よし、いける。」
あとは比較的落ち着いていけました。急制動も乾いた路面でのラインで停めることが出来てしまいました。スラロームはゆっくり行こうと初めから決めていたので最後だけアクセルを回して通過。8秒以内のところ、多分10秒くらいかかってた気が。気をつけなくてはと思っていた小回りの左折はやや大回りになったのでこれも減点だと思います。交差点でも少し待ち過ぎて円滑な交通にはならなかったかもしれません。でも転倒やエンストなく無事に発着点まで帰って来ることが出来ました。
「少し細かい動きが苦手なのかなと思いました。これからツーリングに出かけた時に転倒にも繋がるのでこれからも練習して下さい。」と「バイク大好き」先生に講評をいただき終わりました。
結果発表まで2時間半程。教習の前後によく寄ったパン屋さんのイートインで早めのお昼ご飯をとり、教習所内のレディースルーム(パウダールームやソファがあってなおかつエアコンも程よい室温設定で、あまり利用人数がいないのでよく使っていました)で漫画を読んだりして時間をつぶしました。
卒検ってもっと緊張するかと思っていましたが、雨の心配や足の置き場に悩んでる内に始まってあっという間に終わったので緊張する間が無かったのかもしれないのと、そう言えば毎回教習の時に吐きそうなほど緊張してたので今さらそれ以上緊張する事はなかったということかもしれません。
午後1時少し前に集合場所に行くともうほぼ全員揃っていました。モニターに「まもなく合格発表!」という字が踊っています(笑)
担当の方が内線電話をかけると…合格者の番号が表示されました!私の番号15番は…無事表示されました。ああ、ようやく卒業できます。一緒に受けた二輪メンバー3人とも合格していました。
アンケートに答えて書類をもらって修了となりました。骨折で2ヶ月お休みになりましたがなんとか入所時に撮影した写真の有効期限内に免許センターに行けそうです。アンケートにはやたらと感謝という文字を散りばめました。


