2時間目:発進と停止 その1

基本のき

初回の教習を受けて1週間後の土曜日。朝イチの教習です。

配車票に書かれている指導員さんの名前を見ると、どうやら半笑い指導員さんではない模様。壁に貼られた一覧で見るとチャラい感じ(失礼)です。

朝イチなので前の教習を気にすることなく20分前にバイクブースに入り、ゆっくりプロテクターを装着。ちょっと早いですがヘルメットも着けます。

私の他にも4人男性がいました。机に並んだ教習原簿をチラ見すると皆さん大型二輪のご様子で普通は私だけみたいです。ヘルメットも当然自前の方ばかり。まあ私もその内…フルフェイスかジェットタイプどちらがいいのかまだよくわかりません。

前回から今回までの間に実は靴を買っていました。

絶対転ぶだろうし、かと言ってあまりゴツゴツしたものは重くて疲れそう…ということでスニーカータイプだけどくるぶしをホールドしてくれるものを購入。シフトチェンジをするのにも専用の方がいいかなと思いグローブを買ったのと同じ店で決めました。今日はその靴のデビュー。

さて、今日の担当、チャラ男指導員は見た目に反して(失礼過ぎる)しっかりとした話し方で好印象です。

が、私の加齢のせいだと思うのですが、何を言われたのか理解出来るまでに時間がかかります。自分が何をするべきか、何がいけなかったのかを後からわかるということが何回かありました。

それでも今回は発進と停止で少し進歩。半クラをキープして左足をステップに載せたくらいのタイミングでクラッチを繋ぐ、というのが理解出来ました。リアブレーキを踏んでほぼ同時にフロントブレーキもゆるーり握り始めてクラッチを切って左足を出して止まる、というのもなんとなくいけた気がします。

外周をぐるぐる回りながらそれは出来ましたが、チャラ男指導員は

「今日は三速で40キロまで出します」とのたまいます。車の時で知っていましたが、教習所は時速40キロ出したらすぐ減速しないとカーブが回れません。シフトアップもダウンも頭がこんがらがって今自分が何速なのか分からなくなります。そもそもシフトチェンジ出来ているのか分かりません。他の車も走ってるからそうそう何度も直線でスピードを出せるチャンスがあるとは限りません。なかなか二速に上げられないし焦ってクラッチから手を離してエンストしているのに気が付きません。チャラ男指導員のバイクのエンジン音を自分の乗っているバイクの音と勘違いしてたのには笑えました。混乱してるのは自分でもわかりました。

とはいえ今日はスピードメーターを見ることが出来ましたし何度か二速にきれいに入ったし、時速40キロ出すことも出来たし全体的に楽しく受講できました。

最後のあの時までは。

つづく