バイクの買い方
幸運なこともある
永遠に続くように思える1段階に落ち込んでいた私を見かねて、先輩のKさんがHONDAドリームに連れて行ってくれました。
元々、よく行く美容室の若いお姉さんのバイクを見てから私の長い免許取得の挑戦が始まったこともあり、何に乗るかと言ったらそのバイクが第一候補です。ただ、体型や技術的に向き不向きもあるのでそこはあえて決めつけずに、ゆるく考えていました。跨ってみて何か違うとなったらどうしようかと別のバイクもいろいろと候補には上げています。
新車か中古車か、というのは迷うところですが、そもそもベストな状態を知らないド素人である私はまずはバイクの機能や扱い方を一から教えてくれる(だろう)新車の販売店の方が合ってる気もしました。もし、その次があるならばその時は御縁に任せても良いかもですが。
ということで比較的家に近いHONDAドリーム店なのですが、こういうお店には足を踏み入れたことがなかったので場違い感と闘いながらの入店です。
「いらっしゃいませ。今日はどんな用件で?」
正直に、普通二輪教習に通っていること。心が折れそうなこと。今日は見に来ただけなことを話すと60代くらいのおっちゃん店員さんは「心折れないで頑張りましょう」と店内に招き入れてくれました。ま、見込み客ですしね(笑)
こちらの希望などを訊いてくれるかなと思ってたのですが、おっちゃんのオススメは決まっていて、そこへと辿り着くための店案内及びバイク案内が始まりました。まあ私の希望もそのオススメだったのでおっちゃんに付いていきます。
以下はおっちゃんのセールストーク。
「まずはステップアップとして125ccそれから次の排気量として250ccで公道を走って慣れてきたら400とか大型取って1000とかに行くパターンでいく方が多い。
で、125だと例えば人気なのはモンキーを考えられる方が多いけれど、実はシート高があったりシートの幅があったりして足つきがそんなに良いわけではない。
次の250もいろいろあるけれどだいたいみんなシート高がある。そうなるとこれね、レブル」
はい、来ました。やっぱりそうなりますよね。良いんです。私の欲しいのもそれだから。良いなぁと思ってる物がオススメってありがたいことです。
ここで私が納車までの期間とか色とか質問を始めたのでいろいろなタイプが並んでいる2階へ。
正直E-Cluthは付いていたら便利だとは思っていましたがあったら確実に頼り切って他のバイクに乗れなくなる気がしていました。でもS-Editionのパールカデットグレーの実物を見たらこのグレーなのにブルーにも見える不思議なカラーが気になります。S-EditionにはもれなくE-Clutchが付いてくるとのこと。
いや、つやつやブラックもつや消しブラックも魅力的なのですが、カタログよりも実物の方が可愛いこのグレーというかアイスブルーというか…えええ、もう決まりなのでは。ビキニカウル無くても良いのですが…

このグレーが実物見るとブルーだなんて…。
見るまでは「跨ってみないと分からない」とか「計器類のビジュアルがなぁ」とか言っていましたがもうどうでも良い感じです。でも一応おっちゃんの「跨がりたいですよね?」の声掛けには素直に乗っておきます。
跨がれるのはレンタルで利用できるブラックのE-Clutch。こんなに間近で見たことがなかったのでドキドキします。明らかに教習車よりシート高が低く、足もベタつきです。そして思ったよりは前傾姿勢です。アメリカンのイメージだともっとペダルが前の方にある感じだったのですが違和感なく乗れそうでした。
納期に時間がかかるならここはもう注文してもいいかも…と思いましたが、意外と一つ売れたら一つ補充される感じでほぼ全種類店にあるそうです。たまたまこの日の午前に売れたそうでフレスコなんとかというブラウンはこの日見ることが出来ませんでしたがたしかに他はありました。
「そこの教習所は優しいでしょう?頑張ってくださいね」
とおっちゃんに見送ってもらい帰ってきました。頑張りますとも。あんしんコースのおかげで補習代がかかっていないことを考えるとバイクのタイプが高いものになっても許容範囲の予算だと思うことにします。
ま、まずは免許。まずは1段階を終わらないと…。