年越しバイク旅に挑戦 その5
旅のクライマックス…のその前に
今回の年越し旅では、年末に小刻みで西へ向かって、フェリーの中で年越しをする予定を立てました(友達が。感謝!)。ここ数年はそのパターンが続いていたのですが、バイクごとフェリーに乗るパターンは初めてです。前日からドキドキしていました。
と、その前に本州から九州に渡らなくてはいけないのでした。
関門海峡…。トンネルを通るのですが、有料道路をバイクで通るのも初めてです。
· 小銭をどのタイミングでどこに入れておくか
· グローブをはめたままでは小銭を取り出せないのでモタモタするけど大丈夫?
悩みは尽きません。ナビの道案内にも翻弄されながら、どうやら前方に料金所らしき所が!?前を走る車がゆっくりと料金を支払っているのを見ながら少し安心しつつ、グローブを外すタイミングがまだわかりません。
結局、料金所の窓口のところに来てやっとグローブをモタモタ外し、胸ポケットに入れていた小銭を取り出して渡し、領収書をポケットにねじ込み、グローブをモタモタはめて走り出しました。インカムから友達が「大丈夫!後ろにいるから落ち着いて。」と声をかけてくれて本当にありがたかったです。
そんな友達が料金を払っているのを後ろに置いていき(ごめんなさい)、トンネルに入ると!
暖かいのです、トンネルの中。
あっという間にメガネが曇りました。これはマズイと思い、ヘルメットのシールドをなぜか全開にしたtsukumo。メガネの曇りは取れましたが、風を浴びてドライアイの両眼からは涙が滝のように流れてきます。(これホントに不思議なのですが、自転車で走ってる時も乾燥してると涙がボロボロ出るのですが、眼科のセンセイによるとこれはドライアイのせいなんだそう)トンネルの途中で号泣したまま走るバイク。にじむ前の車の灯りを必死で追いかけます。そこに天の声(インカムの友達の声)。
「シールド全開じゃなくてちょっと開けるくらいでいけるよ」
なんで全開にしてたんだろう。ようやく涙は止まりました。でも視界はにじんだまま九州に到着しました。これ、横から飛び出したりしてこないトンネルだから良かったものの、とても危ないことでした。メガネが曇っても慌てずちょっとだけ開ける!以後気をつけます。
トンネルを抜けると特に何が変わってるわけでもありませんが、県外どころか本州でもないんだなぁとジワジワ感慨にふけります。

門司港
しばらく走って門司港に到着。フェリーは新門司港ですが、時間に余裕があるのでレトロな街並みを楽しむことに。
門司港駅前の駐輪場は大型バイクも停められるという情報があったのでそちらを利用することにしました。口コミで「とても親切なスタッフの方がいます」とあったのですが、ちょっと気になる口コミも。
「入口のスロープはジェットコースターかと思った」
「自転車用だから仕方ないけどバイクは怖い」
どういう事だろうと心臓がバクバクしていました。
さて、問題の駐輪場の前に着くと、噂の「とても親切なスタッフ」だろう、おじ様が券売機で駐輪券を買うように教えてくれました。バイクを降りてお金を払い、おじ様の教えてくれた置き場へ。そこには短いけれどとても急なスロープがあり、そのスロープの先にはほとんどスペースが無くてすぐ左に向きを変えなくてはならないという、なかなかに難易度高めのダンジョンがありました(やや大げさかも)。
もし、バイクに跨ったまま料金を払ってたらそのまま行ったのかもしれませんが、券売機で支払うためにバイクを降りていた私はなぜかそのまま押してそのスロープを降り始めました。
腰で支えるにはシートの高さが低すぎるせいでRebelは平らな道でも押して歩くのが難しく、跨ったまま移動するいわゆる「Rebel歩き」をしている私が、なぜそんな暴挙に出たのか…2025年最大の謎です。
2歩目で「無理無理」となりましたがもう止まらず、ゆっくりと私とRebelは傾いていきました…。多分手すりにミラーとフェンダー?が当たって止まったんだと思います。幸い私は挟まれることなく、「とても親切なスタッフ」に違いないおじ様と、まだバイクのスタンドを外していなかった友達によって助けられました。3人がかりで坂道を外れたRebelを引き戻し、友達がスロープを降り直してくれました。ありがとうありがとう。
門司は歩き回る前から忘れられない街になりました。


